小さなトラブルはいくつかありますが、一番のトラブルで言えば海外旅行中に足を骨折したこと。
9年前のことです。ドイツのライブ、野外フェスティバルでの出来事でした。野外のしかも会場は山のてっぺん、お天気が変わりやすく雨が降ったり止んだりしながらもライブは決行されました。
フェスはもう感無量でしたが、足元は田んぼくらいのぬかるみ、スッテン転ぶ人が続出、外国人みんな酔っ払っていますのでね。
その会場、敷地の外枠地面がすり鉢状になっていまして、そこを通るときはとにかくすべる、転ぶ。
フェス終演後は、私もスニーカーが泥だらけになりつつ慎重に歩いていましたが、目の前にスッテン、ズルっと転ぶ外国人多数。またそこに面白がってダイブする外国人も多数、、。それが私まで体当たりされて巻き添えを喰らうハメに、、。
立ちあがろうとしたら、左足が地面につけません。周りの人たちが、「大丈夫ですか?あそこに救護テントがあるから行きなさい」と。
おんぶされて、テントに行き、痛み止めだけ処方されて、「もうシャトルバスも出てしまうから、帰りなさい」と。(山から下りるシャトルバス)
シャトルバスのところまでもおんぶして貰いましたが、救護テント行ったりしてる間に出遅れてしまい、来るバスが全て満員で乗れない。
何台か見送って、なんとかシャトルバスに乗る。
それでようやくフェリー乗り場。ここからフェリーに乗って、ライン河の対岸に渡らなくてはなりません。
↑ライン河
フェリーに乗って、対岸に到着。
が、ここから私のホテルは山の上の古城ホテル。このホテルはシャトルバスもなく、タクシーはフェス客の予約で埋まっていたんです。
左足は、みるみる腫れて内出血で紫色に、、
通りすがりの見知らぬフェス帰りの人たちに、「足どうしたの?」って訊かれる事もしばしば。どこかのホテルのシャトルバスのドライバーに、事情を説明し、関係ない私の山の上の古城ホテルまで行って貰えないかと何度かトライしてみたら、行ってくれるドライバーがひとりいまして。
(もちろん有料でお支払いしました)
その日は命からがらでホテルまで帰り、泥だらけのスニーカーを部屋で脱ぎ捨て、ベットに倒れ込む〜。
翌朝、ホテルフロントにて病院の場所を聞き、タクシーで病院へ向かいました。ずいぶんと待たされたけど、やっと診察。ドクターの開口一番、「何があったの?」昨日の出来事を説明したら、すぐにレントゲンを撮ることに。
結果、「骨折していますね」「このまま入院しますか?」「入院しないなら、松葉杖はいりますか?」などとドクター。レントゲン写真をCD-Rに焼いてもくれ、これを日本の病院に持って行きなさいと。それと松葉杖と痛み止めやいくつか薬を処方されて、会計はクレジットカードで済ませました。
人生、初の骨折。ひどい打ち身くらいかと思っていましたら。
この時のフライトはルフトハンザ利用でしたが、帰路の空港では車椅子対応でアテンドのスタッフも付けてくれましたし、免税店まで車椅子を押しながら連れて行ってもくれ、ショッピングもさせて下さいました。
機内の座席も足元が広いところへ変更してくれて、トイレに立つ際もアテンドしてくれたり。
羽田に到着したら、同じアライアンスのANAのスタッフにバトンタッチでケアされました。
後日、会計で使ったクレジットカードの付帯保険にて、費用は全額返金され、日本での通院も足の怪我だった為、タクシーでの通院になり、タクシー代まで全て請求ができました。
海外旅行に保険は必須ですね〜。(クレジットカード付帯のもので十分です)
ちなみにこの骨折は、全治3ヶ月でした。
このライブの記事もそのうち書こうと思います。